子宮、卵巣、腟といった女性器は女性ホルモンの一種であるエストロゲンの作用を強く受けている器官です。外界と接している顔の皮膚と同様に、腟壁もターンオーバーを繰り返し、適度なうるおい・弾力と酸性の環境が保たれ、外傷・細菌から腟や子宮を守り、妊娠や出産に備えています。
年齢を重ねるにしたがって、エストロゲン分泌量が低下しエストロゲンによる恩恵が受けられなくなると、弾力やうるおいが失われ、腟内環境に変化が生じてきます。
顔にシミやしわが現れてくるように、腟も老化して「腟萎縮」が起こるのです。
エストロゲンの分泌量が低下し、腟萎縮が始まると腟内のうるおいがなくなり乾燥し、腟壁も弾力のないペラペラな状態になり、傷つきやすくなります。腟萎縮が進むと外陰部の変化に加え、乾燥、かゆみ、におい、性交痛、ゆるみや尿失禁などの排尿障害を引き起こし、QOLに深刻な影響を及ぼします。
腟萎縮は女性なら誰にでも起こり得ることであり、エストロゲン分泌量は35歳ごろから急激に減少してしまうことが分かっています。
日本人女性の平均寿命は86才。閉経の平均年齢が50歳とすると、その後約30年以上をエストロゲンの恩恵を受けない生活をしていくことになります。
エストロゲン分泌量が減少してくると、腟内状態が変化し、様々な不快症状を引き起こします。
現在、婦人科で行われている一般的な治療法は、下記の3種類があります。
これらの治療法は、昔から行われていますが、必ずしもすべての方に満足できる方法という訳ではありません。また、高血圧や乳がん、子宮がん既往などがあり、これらの治療法を選択できない場合もあります。
顔のシワやたるみ治療に用いられるフラクショナル炭酸ガスレーザー治療の効果と技術の実績を応用し、腟粘膜の代謝能力を高める腟のアンチエイジング療法が
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