2017年11月5日、第32回日本女性医学学会学術集会(リーガロイヤルホテル大阪)において、DEKA / DKSHジャパン共催ランチョンセミナーが開催されました。 今回のセミナーでは、「腟・外陰部および下部尿路系退行性変化の実態とレーザー療法によるAnti-aging効果」というテーマのもと、太田博明先生と八田真理子先生にご講演をいただきました。250名を超えるたくさんの先生方にご参加いただき、大盛況のうちに終了いたしました。 一般女性を対象とした外陰・腟・下部尿路系症状に対するアンケートの実態報告やその治療法の一つとして注目されている腟・外陰レーザー療法「モナリザタッチ®」の具体的な治療法や評価についてお話しいただきましたが、熱心なディスカッションも交わされるなど、ご参加されている先生方の関心の高さがうかがえるセミナーとなりました。
国際医療福祉大学臨床医学研究センター 教授
山王メディカルセンター女性医療センター長
腟・外陰部および下部尿路症状に対する女性のQOLの実態把握を目的として、40代以降の一般女性10,000人を対象に予備調査、さらに有症状者1,031人に本調査をwebによるアンケート調査した結果をご発表いただきました。
約45%の方が何らかの外陰・腟・尿路症状を感じており、性器症状と下部尿路症状が合併している方が最も多いという結果でした。症状を感じているのに、その対処方法がわからず困惑しており、自己判断から医療機関への受診に至っていないケースが非常に多いなどの報告もありました。
今後は、この実態の把握とその対処法について医療従事者からの情報配信が必要であること、また日本においても欧米ですでに採用されているGSM(Genitourinary syndrome of menopause:閉経後性器尿路症候群)の概念を取り入れていく必要があるというお話は大変印象的でした。
聖順会 ジュノ・ヴェスタクリニック八田 院長
患者の実態を把握するために、来院した患者に腟・外陰部の不快症状アンケートを行ったところ、約53%の方が不快症状を感じていた。モナリザタッチを導入してから約1年半で232人388例を経験し、フォローができた短期(1か月)166名、長期(12か月)49名に対して、VASスコア、腟の柔軟性、満足度に関する臨床評価についてご発表いただきました。
短期も長期も多くが腟の柔軟性、伸縮性を認め、7割以上が治療に満足していたという結果であったとのご報告でした。また、レーザー照射前後の腟口症例写真の供覧では、 1年経過した後も、明らかに著効な改善を認めており、満足度も非常に高かったとのご報告は、大変興味深い内容でした。
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2017年 | 第32回女性医学学会学術集会 共催:ランチョンセミナー |
2017年 | 第17回日本抗加齢医学会総会 |
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2015年 | モナリザタッチ国際セミナー |